第3話『逆転のレシピ』探偵パート1日目(その5) −横道−

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成歩堂 龍一…黒
綾里 千尋…赤
綾里 真宵…青
糸鋸 圭介…黄土
裁判長…緑
ゴドー検事…薄橙
須々木 マコ…橙
芝九蔵 虎之介…紫
鹿羽 うらみ…灰
本土坊 薫…桃
五十嵐 将兵…紺
小池 けいこ…黄
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吐麗美庵


(サイコ・ロックを解かずに「マコの動機」を聞く)
成: マコちゃんが被害者に
コーヒーを運んだとき‥‥
いったい、何があったんですか?
本: そ‥‥それは‥‥
成: 見ず知らずのヒトのコーヒーに、
毒なんか入れませんよね?
被害者との間に何かあったのなら、
それが動機と考えられたのかも‥‥

(サイコ・ロック 錠3つ)
本: き、きっとカンケイないわよ。
そんなコト。
成: (どうやら‥‥
この店長さんのヒミツを
聞き出すときが来たみたいだな)



(「シゴト誌」をつきつける)
本: ああら。あなたも
シゴトをお・さ・が・し?
成: ち、ちがいますよ!
本: そうね。カオがちょっとアレだけど
スタイルはまあまあだし‥‥
成: ”ちょっとアレ”?
本: あなたなら、きっと似合うわ!
ウエイトレスの制服。
成: (そう来ると思った‥‥)

(「ランチ」をつきつける)
本: オー・ラ・ラ!
いかがだったかしら?
ウチのランチ。
成: ‥‥個性的で、野性的な味でした。
真: オマールえび、って
あたし、初めて食べました!
本: オマールえび‥‥?
そんなの、使ってないケド‥‥
真: え! だって、メニューに
そう書いてありましたよ。
本: マドモワゼル・マヨイ。
メニューはちゃんと読んで。
オマールえびとアワビのフリカッセ
バルサミコ酢風味の、”何か”。
真: な、”何か”‥‥ですかあ。
本: 最後に”風味”とつけてる
ところがミソなのよお。
真: こりゃ、いっぱい食わされたね、
なるほどくん。
成: (‥‥いったい、
ナニを食わされたんだ!)

(「五十嵐のメモ」あるいは
「本土坊の借用書」をつきつける)
本: ごめんなさあい。
老眼鏡がないと読めないのよぉ。
ジャポネ‥‥ニホン語。
真: 見向きもしないよ。
成: (使い方を考えたほうが
よさそうだな‥‥)

(「岡 高夫」をつきつける)
本: ‥‥亡くなったカタね。
初めてのお客さんだったわ。
真: え! 記念すべき
お客さん第1号‥‥
本: そうじゃなくて‥‥
吐麗美庵に来たのが
初めてだったの。
‥‥オキノドクね。

(「五十嵐将兵」をつきつける)
本: あら。このオジさんなら
常連さんよォ。
ウチのジマンのコーヒーと
お冷やが大好きなの。
成: あの事件が起こったときも
いたんですよね?
本: そうだったわねェ。
たしかに、いたわ。
あの事件が起こったときに、ね‥‥
真: ‥‥?



(サイコ・ロック)

成「もしかして、
この人物だったのでは‥‥?」

(間違った証拠品をつきつける)
成: さあ、どうですか!
本: サ・ヴァ?
成:は?
本: ”お元気?”っていうイミ。
成: はあ。‥‥元気ですけど。
本: そう。‥‥よかった。
成: ‥‥‥‥。
(‥‥どうやら、
ハズしたらしいな‥‥)
本: マコちゃんも、きっと
魔がさしちゃったのね‥‥
成: (ちがう! それなら、本土坊さん
に、かくす理由がない!)

(成「本土坊さん‥‥」に合流)

成「あなたは、ヒトのものを
盗んだことがある‥‥!」

(間違った証拠品をつきつける)
本: ‥‥そうね、カモにしましょう。
テリンヌがいいかしら‥‥
成:はい?
本: あ。あしたのランチのコト。
カモのテリンヌ。どうかしら?
成: い、いいんじゃないですか。
本: オ・ルヴォア。じゃあワタシ、
買いだしに行ってくるから。
成: (‥‥ちがったか‥‥)

(本「ワタシ、仮面マスクじゃないのよ!
ヒトのもの、盗むなんてコト‥‥」に合流)

本「ワタシが‥‥お客さんのモノを
盗んだっていう、決定的な証拠よ!」

(間違った証拠品をつきつける)
本: おおお‥‥ろおお‥‥かああ‥‥
もおお‥‥のおお‥‥あなた‥‥
成: な、なんですか?
本: ワタシの大好きなシャンソン。
『おろかもの』っていうの。
さ。ごいっしょに。
おおお‥‥ろおお‥‥かああ‥‥
もおお‥‥のおお‥‥あなた‥‥
成: (本土坊さんが、ジッサイに
盗んだものがあれば‥‥
決定的な証拠に
なるんだけどな‥‥)

(本「そんな証拠はあるの?」に合流)

成「‥‥大金が必要だったんじゃ
ないんですか?」
成: いかがですか、本土坊さん!
本: 大きなモンダイを抱えているのは、
アナタのほうみたい。
成:‥‥え。
本: ケスチョン。
成: な、なんですか?
本: ”モンダイ”というイミよ。
ハイ、ごいっしょに!
ケスチョン。
成: ケスチョン。
本: ボン。ボン。‥‥よくできました。
成: (やれやれ‥‥ダメか)
本: ‥‥いいかしら?

(本「盗まれたのは、5000万円。
‥‥ものすごい金額じゃない!」に合流)