★発熱に注意しましょう★


 これまで、ろくに病気ひとつしたことのないようなわんこでも、介護の必要なわんこになることはありえます。
 そして年をとったら、思わぬ体調の崩れを起こしたりするものです。
 そのうちのひとつが、発熱。
 これまで外で過ごしていたのだからと、ついつい寒くても放っておいたりすると、カゼを引いて発熱することがあります。
 くしゃみでもすればカゼだと気づくのですが、発熱から始まるわんこの場合、気づくのが遅れてしまう可能性も。
 食欲が昨日に比べていきなり落ちていたり、身体をさわってみてなんだか熱いとき、いつもと様子が違うときは、熱をはかってみましょう。もちろんそのために、普段の平熱も知っておかなければなりません。
 熱があったときは、これ以上熱が上がらないように保温に務めます。
 ただし、夏は普段に比べ、熱がこもって平熱より体温が上がり気味になります。
 あまり熱が高いと解熱剤を使用することになりますが、夏の場合、平熱+1℃までは大丈夫です。
 わんこの体温は、後ろ足の腿の付け根やわきの下の、毛の薄い場所に体温計を押しつけてはかります。
 お尻につっこむ、という計り方が正式ではありますが、わんこが痛がっていやがるので、少々大変です。
 40℃未満まででしたら、解熱剤をつかう前に、お菓子等についている保冷剤をタオルにくるみ、腿の内側(血管の太いところ)に当てて冷やします。冷えすぎに注意しましょう(取るのを忘れないように)。

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