★寝床の作り方★


 寝床の場所を決めたら、次は寝床を作ります。
 元から家犬であっても、やはり今までの「眠るときだけ寝る」寝床とは、違う寝床にした方がいいでしょう。
 これからは寝床にいる時間が、格段に多くなるためです。
 うちではこんなベッドを作っています。

1.マットを用意する。(横から見ると波形に見える、表面に溝の入っているものが良いです。床ずれしづらくなります)
2.大判バスタオルをシーツ代わりにはりつける。黄色のものはやめましょう。おしっこがついていてもわかりません)マットをくるんで、裏面にガムテープでとめる。
3.ペットシートをはりつける。
(わんこの下半身が乗る場所にしいておけば、尿もれしてもシーツまで染みません)

 マットはわんこの身体の大きさと、置き場所のスペースを考えて、一番いいサイズを探しましょう。
 また、一時しのぎならともかく、「これでいいや」と安易に妥協して、長く使うマットを選択してはいけません。
 寝たきりのためのベッドは、想像以上に大事なものです。
 ペットシートは、ペットショップに売っています。汚れれば貼り替えればいいので、とても衛生的です。
 ただし、1日に3〜4回も貼り替えるほど尿もれの多い子は、ペットシートの上にさらにタオルをのせると、今度はそのタオルを洗濯すればいいので、シートの交換は1〜2回に減ると思います。
 ここまで読んで、「なあんだ、じゃあおむつだと楽じゃない」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、おむつは寝床に寝かせるときは使用しない方が良いと思います。
 おむつの履かせっぱなしは蒸れてしまいますし、ペットシートに比べるとさらに、出したおしっこが性器にくっつき、不衛生です。
 ペットシートより単価も高いので不経済でもあります。
 そして何より、万一うんちをもらした場合、中で潰れてそれが毛につき、落とすのが非常に大変です。
 おむつは病院などの外出のとき、どうしても必要な場合にのみ使用するといいでしょう。
 しかし、足が動くけれど尿もれをするわんこの場合、やはりケージに閉じこめず歩かせてあげたいもの。
 この場合、おしめの中に生理用ナプキンを入れ、これをこまめに変えてあげると、単価も安く、清潔に保てます。
 また、おむつが肌に当たる場所を微妙に変えて、床ずれが起きないようにしましょう)
 さらにわんこを寝かせたときは、バスタオルを二つ折りか四つ折りにして、わんこのお尻にかけてあげると良いでしょう。
 ハエがお尻に卵を生み付けるのを防ぐためです。
 あと、下半身の筋肉が緩んだわんこの場合、立たせたときなどの刺激で寝床の周りが排泄物でよく汚れます。
 掃除を楽にするため、我が家では玄関にビニールシートを敷きました。濡れタオルで拭けば、すぐに汚れが落ちて大変便利です。
 ただし、わんこの足が滑るので、それを防ぐためにビニールシートの下にエアークッション(あのプチプチと潰す梱包材)を敷いたのですが、まだ滑ります……良い方法知りませんか?

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