一触即発!鍵を握る者! (アニメTRY第13話)



ストーリー

 ゼロスの受けた命令とは、ヴァルガーヴを魔族の側に引き込む、ということ。魔族も人材不足に困窮して おり、いっそすべてを水に流してヴァルガーヴを戦力にしてしまおう、との計画だった。その代償として、 ゼロスはリナをヴァルガーヴに提供することも厭わないという。立ち聞きしていたフィリアは、憤りの余り 口を挟むが、ゼロスは考えをまったく覆さない。それどころか、自分の手でリナを殺してもかまわない、と まで言い放った。しかし、ヴァルガーヴはゼロスの提案を頭からはね除ける。ガーヴの直接の仇である魔族 も、ヴァルガーヴにとっては憎むべき敵なのだ。ゼロスはもうひとつの命令、要求を飲まなかった ヴァルガーヴの抹殺を試みる。二人の間で、激しい闘いが始まった。
 リナたちの方は、アルメイスから説明を受けていた。アルメイスはダークスターと悠久の闘いを続ける、 ヴォルフィードに仕える者なのだという。その長い闘いは、ヴォルフィードの敗北で幕を閉じた。 ダークスターの目的は、自分も含めた全てを無に帰すこと。しかし、ヴォルフィードの力を吸収した ダークスターは暴走し、敵味方の区別なく、生きる者全てを闘いに巻き込み、闘いを続ける破壊神となって しまった。生き残ったアルメイスたちは、ダークスターの生み出した5つの武器で、ダークスターの力を 分断することができると知り、この世界にやって来たのだ。
 しかし、ヴァルガーヴはアルメイスの思惑を利用し、ダークスターをそのままこの世界に召喚しようと している。それはなんとしても止めねばならない。リナたちはアルメイスとともに、ヴァルガーヴを探しに 走る。ほどなくして、彼女たちはゼロスと闘っていたヴァルガーヴを見つけた。直後に光の剣を取り戻した ゼルガディスたちも合流する。
 ヴァルガーヴはすべてを敵と見据え、攻撃を始めた。ドラゴンの力と魔族の力を両方使い、ラグド・ メゼギスを持つヴァルガーヴに、彼らは防御戦を強いられる。リナに撃たれた攻撃をガウリイがはじき 飛ばしたとき、ガウリイが手放してしまった光の剣は、運悪くヴァルガーヴの手の中に。ヴァルガーヴに とって、ダークスターが召喚できるこの2つの武器さえそろっていれば、十分なのだ。ヴァルガーヴは闘い を中断、ダークスターを召喚するゲートへと移動する。それを追ってきたリナたちの目の前で、いままさに、 ヴァルガーヴはダークスターを召喚しようとしていた。



ここがポイント

 ゼロス、魔族モード全開バリバリ実施中(笑)魔族ゼロスが大好きな人には、大喜びの回だったことで しょう。ヴァルガーヴの腕を、錫杖でグリグリするところなんか、残酷でしたよねえ……。このあたりが 子供に好かれなかった理由なのか(汗)けど、これがあってこそのゼロスなのです。「それは秘密です」 ばかりの男ではないのです。ゼロスファンのお嬢さん方は、それを忘れちゃいけません。
 リナに頭を振られて、カランコロンと、まるで赤ちゃんのおきあがりこぼしのように音を立てる ガウリイにはまあなんと言えばいいのやら(笑)いろんなものにたとえられてきたガウリイの脳ミソです が、まさかこんなものに……。そーいえば、アメリアこと鈴木真仁さんが主役を務めていた、某チャ○ャ でも、「頭を良くして」と妖精にお願いしたら、いい音のする頭にされたことありましたが。
 ゼロスに取り引きのことを告げられ、はにわ顔で怒るリナ(笑)いえもちろん、その前後の顔の方が ずっと可愛いですけどね(笑)ゼロスが魔族であっても、その本性を理解しきれず、取り引きの内容に怒る フィリアと、ゼロスの本性を理解して、それぐらいはやるだろう(でも納得はしてない)と考えるリナ。 非常に対称的ですが、これは世界を見てきた差なんでしょうな。フィリアのお嬢様度とリナの見識の広さが よく差になって出てます。
 最長老のどアップショットは、あれ誰が考えたんデスかー。こわかったデスよー。心臓の弱い人は注意 しましょう。ビックリして心臓止まりそうです。ていうか、心臓弱くなくても驚くってばアレは。最長老と いえば、前半のアイキャッチで、リナの装備(手袋とかバンダナとか)の中のタリスマンに、なぜか最長老 が映り込んでいます。……ほんとに何故???