東奔西走!ヤツの狙いはカタキ討ち? (アニメTRY第4話)



ストーリー

 襲ってきたヴァルガーブを相手に、一方的に攻撃を受けるリナたち。追いつめられる彼らとは対照的 に、ヴァルガーブは余裕の構えを崩さない。さらにヴァルガーブは、ガウリイの光の剣を 「ゴルンノヴァ」と呼び、奪い取ろうとしてきた。「返してもらうだけだ」と、謎の言葉を放って。
 しかし、そこにゼロスが出てきたことにより、戦況は一変。逆にヴァルガーブを囲み、いざ全面対決 というところで、突然彼らの足下が揺れだした。それは近くで、グラボスが砂族の聖剣を抜こうとした ために起こったものであった。その隙に、ゼロスとヴァルガーブは戦いをアストラル・サイドへ移行 させるが、あっさり逃げられてしまう。
 ゼロスの話によると、ヴァルガーブの狙いは3つ。ガーヴの仇であるリナの命と、ガウリイの持って いるゴルンノヴァこと光の剣。そして、光の剣と同等、あるいはそれ以上の武器を手に入れること。 現にスナ族の聖剣に目をつけていたから、間違いないらしい。そこで初めて、スナ族の村が襲われて いることを知ったリナたちは、大急ぎでそこへ向かう。
 一方、ヴァルガーブはアルメイスから、ラグド・メゼギスを借り受けていた。ゴルンノヴァとは決して 刃を交えてはならない、という条件をのんで、ヴァルガーブはラグド・メゼギスを持ち、リナ達を迎え うつ。
 彼らが近づくと同時に、グラボスに砂族の聖剣を抜かせると、そこに封じ込められていた魔物が 蘇った。ゼルガディスやアメリアは、グラボスの持っていた聖剣を奪い返し、魔物を再び封じ込める ことに成功。そちらで数人が足止めされているうちに、ヴァルガーブはリナへ攻撃をしかけた。そして、 ガウリイの光の剣と、ヴァルガーブの持つラグド・メゼギスの、光の刃同士が触れあった時。互いの光の 刃は暴走し、突然光の奔流がほとばしった!
 いきなりの事態に全員が驚愕していると、一本の光が光の剣とラグド・メゼギスを引き離した。そこに 現れたのは、アルメイス。ヴァルガーブに「退け」と告げ、彼を連れてその場を立ち去る。逃すまじと 攻撃呪文を叩き込むリナ達だったが、なんとアルメイスには呪文が通じなかった。いや、呪文の作用 そのものが無意味だという。呆然と、二人が消えるのを見守るしかないリナ達。どうやら、あれが「この 世に闇を満たす者」、世界の危機であるようだ……。



ここがポイント

 ここでのジミだけど、ちょっとお勧めポイントは、ゼロスとヴァルガーブの戦闘シーンでしょうか。 リナ達相手には、呪文単発とか、肉弾戦とか、わりと控えめな攻撃してたヴァルガーブですが、ゼロス との戦闘では呪文連発のかなりハデな戦闘シーンになってますねえ。魔族との実力差と、戦闘の激しさが 垣間見える部分。
 あと、リナが間違えてゼルガディスに抱きつくシーン。この先の、TRYで実験することになった、 パートナー入れ替え計画の序章のつもりなんでしょーか?心配顔するアメリア。アメリアの方へゼルを 押し返すリナ。間違えてガウリイに抱きついちゃったNEXT18話では、ガウリイ押しのけられてました が、やっぱりリナが遠慮なく手を出す(別の表現ないんか)のは、ガウリイだけなんでしょーか。
 さて、そのガウリナシーン。ヴァルガーブが、「ウワサに聞く保護者ぶりだな」……あのー……? 一体、誰から聞いたんデスかそれ……?魔族(ヴァルガーブの魔族での位置関係を考えると、他の魔族 との交流はあまりに少ないはずだが)の中でも、『リナの自称保護者』ってそんなに有名なんかい っっっ!!!それとも、ヴァルガーブがリナに関して、勉強した結果なんだろーか。そうと以外に考える のは、ちょっと難しい気もします。ガウリイネタでもう1個。「いつまでも影が薄いと思ったら、大 間違いだぞっ!」「なにムキになってんだよぉ!」……いや、そりゃこの頃、ガウリイ影薄かったけど さ……原作で……(斬妖剣が見つかる前だった)。
 最後に、ひとつ。リナとガウリイの戦闘シーンの会話。「ダメッ!挑発に乗らないで!」「オレは もともと、長髪だぁっ!」……ダレですか?こんなくだんねーギャグ、ここに入れようとしたの……。