傍若無人なアイツはどこへ? (アニメTRY第3話)



ストーリー

 とても平和な港町。フィリアは「ご神託に従うため、一刻も早く火竜王の神殿へ」と急かすが、他の 一行はどうしても、世界に危機が迫っている、とは信じ切れない。まして、いつどこで何が起きる、と わかっているわけでもないのだからなおさらだ。
 そんなわけで、叫ぶフィリアを後目に、リナとガウリイは名物料理さがし、ゼルガディスは寺院 めぐり、アメリアは全国高いところめぐりに繰り出してしまった。その最中、アメリアは高い場所から レビテーションで降り、おばあさんのケガをリカバリィで治してあげたため天使と呼ばれ、ゼルガディス は開かずの寺院を片っ端からダム・ブラスで破壊して侵入していたため悪魔と呼ばれてしまう。
 リナたちが、食べ物抱えて町を歩いていると、「天使と悪魔の決闘が始まる」という。行ってみると、 広場ではアメリアとゼルガディスが、気まずげに対峙していた。そこへ、怒り心頭のフィリアが、 モーニングスターの一撃をたたきこむ。ゼルガディスはあえなく吹っ飛んだ。
 フィリアの話では、外の世界ではリナたちの使う魔術は、ほとんど知られておらず、魔術の発達が ないのだという。せいぜい魔道士でも、ライティング程度しか使えないとか。目立つのを嫌った ゼルガディスの意見で、早々に町を立ち去ることに。
 一方、グラボスとジラスは、砂族の集落を襲っていた。ここにある聖剣が、彼らの求めるものかも しれない、という期待を込めて。なんでもその聖剣は、この村の守り神であるという。ますます期待が 高まる2人。
 町を出立しようとしていた一行だが、フィリアが近くにある妙な気配に反応した。そしてその時、リナ はゼロスの姿を目にする。しかしゼロスは、すぐに消えてしまった。彼らがそのまま、町の外の砂漠に 出ると、そこに突然攻撃呪文が降ってくる。現れたのは、1人の魔族。ヴァルガーブと名乗った魔族は、 滅ぼされた魔竜王ガーヴの無念を晴らすためと、いきなりリナ達を攻撃しはじめた!



ここがポイント

 ヴァルガーブの紹介と、ギャグの話。端的に言うと、これが主体の話かなー。だから今回の見所は、 とーぜんギャグの部分でしょう。
 お気に入りは、ゼルガディスが「この残酷な魔剣士め!」と言われて、「…いい響きだ」と悦にいる シーン。彼、よほどギャグに染まってく自分がイヤだったんでしょうかね(笑)しかし、否応なしに ギャグに染まらないといけない自分がいる(ハズ)……。がんばれ、ゼルガディス。
 あとは、ゼロス。ちょくちょく姿を現すところも面白いけど、一番いい出方は、フィリアに殴られて 吹っ飛ぶゼルガディスを見て、どっかの建物の上で腹かかえて大笑いして、屋根から落っこちるところ。 そんなに面白いか、ゼロス。あんた、トコトン人生楽しんでないか、魔族なのに。
 リナ達をヴァルガーブの前に引っぱり出すのに、彼らの前に姿を現すのは必要でしょうけど、彼らを 町から出すためにここまで事態を引っかき回す必要が、ホントにあったとは思えません。…やっぱ 楽しんでるだろ、お前。