半信半疑?故郷からの手紙に! (アニメTRY第2話)



ストーリー

 新しい冒険は、いきなり危機を迎えていた。なんと、出港の騒ぎで、食料が全て流されてしまって いたのだ。すでにピクリとも動けない、リナ、ガウリイ、アメリア。ガウリイなど干からびて、鳥に つつかれる始末。しかし、ゼルガディスがここで、「鳥がいるということは、陸地が近い」という ことに気づく。
 飢えた不満を力に変えて、全速力で町へと向かう一行。だが、その町はグラボス一味に 襲われていた。町を救おうと、リナ達は戦う。その野獣のような食欲を満たすために……。 爆弾や大砲という、彼らには馴染みのない武器を持っていたグラボス達だったが、所詮リナたちの 敵ではない。簡単に追っ払い、彼らはこころゆくまで食事を堪能した。
 腹の具合も一段落つき、老人からお礼の言葉をもらっているところで、リナが一匹の黄金竜 (ゴールド・ドラゴン)が飛んでいるのを発見する。それは、なんと出港の日に彼らを襲ってきた黄金竜 だった。急いで後を追うと、竜は人気のないところで、人間形態へと変身する。そこに立っていたのは、 リナに仕事の依頼を持ってきた、謎の女性・フィリアだった。
 フィリアの説明によると、彼女は火竜王に仕える巫女で、事の起こりは数週間前、神託が下ったことに よる。それを解釈すると、世界に危機が迫っており、その危機を解決するカギが人間らしいので、力の ある人を探していたという。人間代表とは悪い気がしない、といい気分になっているリナへ、フィリアは 無情な真実を告げた。リナは補欠で、本来の候補には断られたため、代わりにリナにこの話が来たと いう。
 当然のことながら怒り、話を断ろうとするリナ。しかしそれも、フィリアの持ってきた、元の候補から の手紙を見るまでだった。見る間に青くなり、怯えるリナ。なんとその元の候補=手紙の差出人とは、 リナの姉だったのだ。リナに、受ける以外の選択肢はなかった。
 その頃。リナにさんざんやられて逃げ帰ったグラボスたちは、自分たちの主・ヴァルガーブに事の次第 を報告していた。それを聞いて、ヴァルガーブは不敵に笑う。リナを倒すことを己に誓いながら……。



ここがポイント

 見どころ……というか、どちらかというと見たくないんだけど、ミイラ化したガウリイは怖かった。 初めて見た時は、頭かかえるぐらい怖かった。「やめてくれーー」とココロが叫んだ。
 というわけで、ミイラガウリイはすっっっげえ怖かったですが、同時にリナとアメリアも、グラボス 一味に前口上言い渡すときの顔は、すごい険しくて怖かったですね。やっぱり空腹は、人の気持ちを 苛立たせるんですねえ。
 好きなシーンは、郷里の姉ちゃんの手紙を受け取って、リナが恐怖におののくシーン。原作より ちょっとオーバー気味に描かれていますが、リナの本心ではこれっくらい怖がってそう。なにせあの人 は、赤の竜神の騎士(スィーフィード・ナイト)で、ラルターク程度なら笑いながらどつき倒せる人です からねえ。そんなのが教育係だったんじゃ、リナの恐怖ももっともなことかも。しかもリナ、かなりの いたずらっ子だったみたいだから、おしおきもハンパじゃなかったんじゃ……。
 NEXTのOPで姉ちゃんが描かれた時、「もしかしたらアニメの中に出るんじゃ?」なんて噂が たった分、今回のOPでは「Sorry! Opening Only!」なんて書かれてましたけど。こういう出方を してくれると、ちょっと嬉しいかも。すごく自然に、『怯えるリナ』なんて珍しいモン見られるし(笑)