「かみはしんだ」






かつて、この世界は神が支配する世界だった。

神は、人間と魔物を生み出した。

人間と魔物は争うことなく、互いに支え合って繁栄を続けた。

しかし、それを不満に思った神は、邪悪な魔物をも生み出した。

そして、それらをみずからあやつって、平和に暮らしていた者の命を次々と奪っていった。

神が楽しむため、ただそれだけのために。








真実を知った若者たちがいた。

自分たちの運命が神にもてあそばれている事を知ってしまう。

怒りを抑えきれなくなったその四人の若者たちは、無謀にも神に戦いを挑んだ。

結果は目に見えていた。








しかし、神すらも予測し得ない事が起こった。

神が倒されてしまったのである。

それは、ほんの一瞬の出来事だった。

四人の手には、おそるべき武器が握られていたのだ。







その武器の名前は「チェーン・ソー」









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