歌ヶ浜
(うたがはま)

中禅寺湖の東側に広がる浅場の南岸を歌ヶ浜と呼びます。

湖底は殆ど泥底で水深は平水時で5〜8m位であろう。ここは他の項でも紹介したが、以前は解禁から6月までかなりの鱒達がユスリカを摂取しに回遊して来た好ポイントであった。

又、それよりも昔の1980年代前半までは5月から6月にかけて良い日にはモンカゲロウのスーパーハッチがあった場所で、中禅寺湖のオールドファンならば忘れられないポイントである。

現在は水質の富栄養化の影響により湖水のいたる所でユスリカが発生するので鱒がわざわざ危険を冒してこのポイントへ入って来ることはめっきり少なくなった様子だ。

しかし、南岸に数多くある民宿等の桟橋では現在でも回遊して来る鱒が釣り上げられており、全くダメな訳ではないので時間を掛けて攻めて頂きたい。

但し各桟橋は全て私有なので使用する際は必ず確認が必要だ。もちろん立ち込みでも釣りにはなります。

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写真の桟橋は歌ヶ浜でも屈指の好ポイントで「レストラン湖譚(コタン)」所有の桟橋です。ここが使える様になるために「コタン」で食事でもしてはいかがでしょうか。

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ボートからの釣りはこんな感じで岸に向かってキャスティングすると良いでしょう。特に早期はかなりの大物が回遊して来ます。

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手前から右奥に見える桟橋が好ポイント。

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この位水位が低いと立ち込みでも十分勝負になるはずです。写真は米屋旅館前。

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ここは1998年にサービストラウトが爆釣となった歌ヶ浜の流れ出しで、大尻と呼ばれています。