5月8日(金)の概況

天候:雨のち一時曇り後雨

気温:早朝14℃、日中19℃〜20℃

水温:早朝は例年になく高く表層で10.4℃程度。日中は高い所で11.4℃程もある。すでに湖底についた藻もはがれて表層に浮いており、例年より1ヶ月は早い水温と言える。

解禁日の状況からも解るように、98年の中禅寺湖の環境は例年に無く水温、気温とも高い状態となっている。又、降水量も多く既に満水まであと60cmまで水位が上昇している。

当日の釣況:鱒達は意外と上ずっている。特に「ヒメマス」は水温の影響もあり各ポイントの沖目の表層で盛んにライズを繰り返していた。よって従来の釣りのスタイルを考えていてはとても太刀打ちできない状態にあること是非ともご理解頂きたい。

レイクトローリング:非常に浅いレンジで食いが立っていた。特にヒメマスが上ずっていた狸窪付近では早朝はもとより、日中でも10ydから20ydで動きのあるルアーにヒメマスが果敢にアタックして来た。

キャスティング:98年は5月8日(金)現在例年の6月上旬を考えて頂くのが正解であろう。

但し、多少異なるのは国道側での盛り上がりが今一つと言う点だと言える。特に例年この水温ならハッチすべきモンカゲロウが未だハッチしていないことが違いと言えばその通りである。

解禁直前に放流された「サービストラウト」の残りもそこそこ釣れてはいるが、岸釣りにはやや辛いがボートからのフライキャスティングではヒメマスが結構アタックしている様子である。

特に表層でもじっているマスはかなりやる気がある様子で、アトラクター性の強い#16〜#20のフライにたまにヒットすることが確認された。ルアーではミノータイプの良く動く物にもヒメマスがヒットする事があった。是非早めの釣行をお勧めしたい。

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低気圧の接近で不安定な一日でした。

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八丁出島付近の状況です。水位もあと少しで満水となり、岸釣りにはそろそろ辛くなってきました。