2008年4月19日(土)中禅寺湖船釣り解禁日

 

2008年度もいよいよ解禁である。今年は解禁日が419()に決まった。

数年振りの解禁日釣行とあって期待が半分、不安が半分であったが、見事に不安が的中してしまった。

2008年4月19日()

当日朝は曇りの天候、しかし数日前から東北地方東海上にある低気圧の動きが異常に遅い。低気圧通過後は必ずと言ってよいほど中禅寺湖湖畔は西寄りの強風になる。

解禁時間は午前6

中禅寺湖までの道中、東北道は羽生付近が大雨、利根川を渡ると突然雨が止んだ。日光宇都宮道路は乾いている、風はそれほど強くは感じない。

今回は当然ヒメマス釣りです。

419()午前2時過ぎに湖畔に到着する。風は北西からの微風、気温6.0℃、北に低気圧がある影響からか気温が高い、湖畔の実測値でも4.1℃であった。天気予報では風も弱いと表示。

しかしこの日は観測地点と実測値に大きな隔たりがあった。準備を済ませ解禁時間を待っていると午前430分を過ぎた辺りから東の空が明るくなって来た。

攻めようとしているポイント方面を見ると何となく小波立っている。5時過ぎるとそれがさらにハッキリと肉眼で確認できるようになり、男体山の北西側の斜面から湖水中央部に向かって猛烈な風が吹いており、湖面には激しい白波が立っている状況であった。

漁協の監視船がしきりに松ヶ崎から八丁出島方面を観察している様子が見えるが、波が高く船が激しく上下動しているのが見える。

そうこうしているうちに解禁時間の午前6時に近づくと誰かが「解禁中止だってー」と叫んだ。

しばらくすると漁協の監視船が桟橋で待機している釣り人に近づいてきて「湖水中央から西側が強風で非常に危険です、解禁は8時まで待って再度判断したい。」との発表であった。

こちらは徹夜で来ているので、解禁日は6時から釣って8時位には上がって一休みのパターン。なので、それまで待つのは地獄である。

そうは言っても解禁を中止すれば「少なくとも200人分の解禁日の遊魚料が取れないから止めるわけないだろう」とは思いました。

民宿おかじんの優しい計らいで、休息を取らせてもらい何となく8時が近づいたころおかじんに漁協からの電話で8時に解禁するとのこと。

やれやれと思って湖水に行くと、6時の時点より風が強い。こんな状況で解禁するなら6時に開けていれば良かったのにと周囲からも口々にそんなぼやきが聞こえて来ました。

解禁時の湖水付近気温4.7℃、おかじん前の水温2.7℃、昨年とあまり変わらない状況。

通常だと花火がドーンとなって一斉に競艇スタートなのに、今年はスタートの号砲も無くなんか盛り上がらない。各船もまわりの様子を伺いつつそろそろとスタート。

しかし、ポイントを目指して湖水中央付近に近づくとこれは風が強い。うねりが1m近くはあっただろうか。気象庁の発表では南西の風2.0m3.0m。「なんじゃコレー!」と叫びたくなるような状況でした。

当然スピードは出せず、波に打ちひしがれてずぶ濡れで進むが、八丁出島を越えるにはあまりにも危険だったので狸窪に避難、そこを攻める結果になる。

風が強かったので狸窪付近は避難してきた船がいっぱいであった。

混雑する中、先ずは半月山荘の沖合から仕掛けを投入。うねりが高かったので前竿2本で開始、8m10mからスタート。

すぐに10mに当たりが来て、3年子でまずまずのサイズが上がる。しかしその後は風が強く船がくるくる回るし、うねりによる上下動で当たりが来ない。2時間程頑張ったが心が折れました。

解禁日なのに朝は4匹しか取れませんでした。

午後仮眠して他の情報を聞くと、八丁付近は同じような状況。ポイントと群れに当たった人が10匹以上釣ってはいたが、制限匹数を取った方はおらず。しかし、あの強風下で阿世潟に入った人は五大尊付近からブイ回りで制限匹数を取れた様子。

また、やや風が弱まった午後に栂付近では2人で50匹近く上げた方もいたようです。

解禁時間が遅れたことで非常に不愉快な釣りになってしまったことが残念でなりません。

後で聞いた話ですと、朝一番で松ヶ崎に入った方は仕掛けを入れたとたんに一斉に魚が掛かったようだが、波と風で一匹も上げられなくて阿世潟方面へ避難されたそうです。

納得いかない状況に午後は風が弱くなった頃合いに阿世潟に行く。

午後になり今度は天候が悪化。13時頃から細かい雨が降り出し、15時頃にはかなり激しい雨に変わる。しかし良く見ると激しく降っているのは湖水中央だけ? の様子でした。

一日を通じて水温は低いポイントで2.5℃、高い所でも2.7℃でしたので、低水温を好むヒメマスには絶好の環境ではありました。結局午後は阿世潟付近で2匹追加しましたが、群れが分散しているのか厳しい結果に終わりました。

 

当日の釣況

岸釣り 最近は渡船があるためか、阿世潟付近から大日岬まで釣り人がいる。船釣りには厳しい状況ですね。岸釣りの釣り人がいる場合は岸から50m以上離れるルールがあるため、ドン深のポイントでは釣れる場所に船が入れないことがあります。

ヒメトロ ご報告した通りです。解禁日ですから本来であれば制限匹数が釣れて当たり前と言えますが当日はご覧の通り。

トローリング レイクトラウトは依然好調のようです。低水温下では浅いポイントにも大型のレイクが回遊しています。当日は5060pの個体が釣られていたのは確認できました。その殆どが大尻だったようです。

船からのキャスティング ここ数年と同様大尻中心にレイクトラウトの回遊は多い、解禁日は大尻付近は波も無く釣りやすかったこともあり、数隻のボートからのキャスティングをしている様子が伺われた。聞く所によるとそこそこのサイズが上がっているとの情報。

 

解禁日当日の早朝、歌ヶ浜付近は多少の波程度であったが。

 

禁漁区との境付近は波とうねりが・・・。

 

解禁日だと言うのに出漁する船が少ない。

 

大日岬付近には強風による筋が出来ている。

 

男体山の頂上付近に掛かっている雲は雪雲。

 

白根山付近にも新雪が降った様子。

 

なんか冴えません、初日の釣果。

 

水は多いけれど、解禁日なのに早い時間から船が戻っていた。

 

4月20日()

気温 AM4:00 おかじん桟橋付近で5.0℃、水温2.7

2日続けての挑戦ではあるがこの日は歌が浜付近は平静を取り戻している様子。

昨日の状況から松ヶ崎と考え、朝一番は松ヶ崎に直行する。スタートしてしばらくは風も無くエンジン全開で進めたが、湖水中央を過ぎたあたりから湖北側から八丁方面に向かってうねりが強まってきた。

予報では北寄りの風3mとなっていたが、実際は男体山の西側を風が吹き抜けており湖水中央付近は風速10m近くあるかと思われる強風。

結局大日岬付近でずぶ濡れになりながらも大日ワンドへ逃げ込む。しかし、風は時々突風のように吹き続けており、危険なので風を背に上野島方面に流すことに。

結局前日と同様目指すポイントには入れず、2日続けて思い通りにはならずに敗退。

午後は13番から岸ヶ渕と金谷ワンドを攻めるも当たりなし、風がやや収まったので松ヶ崎付近を攻めるも日中は今ひとつの状況だった。

中禅寺湖のヒメマス釣りは「凪を釣れ」ではないが、今回の風には閉口しました。2日間挑戦して2日とも風が出たのは初めての経験でした。

しかし、中禅寺湖の風は恐ろしいことは十分に知っています。無理をせずに安全な場所で釣りをすることが肝心です。

残念なことに翌日の4月21日()早朝、依然風が残る中禅寺湖で船から転落して死亡する事故がありました。その方はライフジャケットを着けていらっしゃったようですが、当日は波が高かったことと水温が低いことにより溺れてしまったようです。

中禅寺湖の風を侮っては取り返しの付かないことになります、皆さん十分に注意して下さい。

 

当日の釣果

岸釣り 詳しい情報は確認できなかった。阿世潟から小寺ヶ埼にかけてかなりの釣り人がいたが、釣れている様子は伺えず。また、国道側も同様多くの釣り人が立ち込んでいるが詳細は確認できず。

ヒメトロ 朝一番ではポイントにより若干差があったものの、前日のようには行かず。小寺ヶ埼付近を攻めた方が7匹、波にも負けずに松ヶ崎付近を攻めた方が10匹程度の釣果だった様子。

何れも棚は8m18m10mも幅があり、ボイントが絞りづらい状況であった。

トローリング レッドコアでは底近くを引くとレイクトラウトが良く釣れていたようだ。18lb7090ydと根掛かり覚悟での攻めが奏功している。

 

2日目は一部を除けば風も弱かったが・・・。

 

日中は時折青空も覗くが、湖面は小波だっている。

 

フランス大使館前も既にほとんど水没している。

 

ここ数日で30cmは水位が上昇したようですが、水質はまずまず。

 

 

 

中禅寺湖は解禁したばかり、これからが勝負です。

皆さん頑張ってください。

 

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