2007年5月03日(木)〜04日(金)の情報

 

前回(4月26日木曜日)のリベンジに、ゴールデンウィークのさなか中禅寺湖へやって来ました。今年のヒメマス は解禁以降比較的安定釣果?とのことでしたので、期待が膨らみます。

深夜にも関わらず東北道下り線渋滞15kmの情報に早く出発する。

07年05月03日(木)

AM 1:00到着。天候快晴(多分・・・大潮の最後の日と言う事で満月が煌々と輝いていました。月夜の晩の朝は釣れないセオリーが頭をよぎる)。

外気温4.1℃。例年との平年並みとの事だが、昨年よりはかなり暖かいもののAM1:00現在またも西よりの強風が吹いていた。

予報を信じて準備を始めることに。幸いにもAM3:00を過ぎたあたりから急に風が止んだ。

気温:出船間近のAM 4:00時点で現場実測で2.4℃、放射冷却からか急に冷え込んでボート内は凍結している。

水温:オカジン桟橋前の表層で3.6℃、昨年よりもかなり高い水温である。

前回の釣行が全く船が出せない状況だったのに比べ、先ずは一安心。

毎年最初の中禅寺湖釣行は「ヒメトロ」で始まるので、今回はヒメトロ釣行紀です。

さて、ここ数日の地元各氏の情報から出船直前まで仕掛に悩む。

「ユスリカの大量ハッチがあるのでヒメマスは腹いっぱいで口を使わないよ。」「ユスリカを捕食しているから棚は異常に浅い、だからペラを使わないでレッドコアとドジャーの方がいいよ。」「大物(3年子)はヒメトロでしか釣れていないよ。70〜80号の錘で10m。」等など非常に判断し辛かった。

最後の決め手は前日の釣果情報である。越後屋で遊魚券購入の際に仕入れた情報が決め手になった。

「昨日のお客さんは八丁から狸窪付近でかなり釣っていた様子ですよ。ドジャーでもペラでも良いみたいですが、大物狙いはペラですよ。タコはピンク系の薄い物で頭が夜光になっているもの。棚は10mから12mでしたよ。」

これで決まり。本格的なヒメトロで攻めることにした。

AM 4:30 出船。東の空がだいぶ明るくなっている、日の出がかなり早くなっている証拠だ。

先ずは目標とする八丁沖へ。仕掛準備に手間取りかなりの時間ロス、他船では既に釣れている地元漁師も見られた。AM 5:00にようやく最初の流しが出来た。

前竿2本出して、後竿を準備している最中に当たりが来た。船を止めて慎重に上げるとかなりの引きで35cmはある立派なヒメマスが釣れた。

幸先良いスタートに気を良くして残りの竿のセットも終了。

その後八丁沖から狸窪あたりを流すが、さすがに解禁直後のような鈴が鳴りっぱなし(ここ数年無いですけど)のようなことはなく、30分に一回程の当たりで3時間ほどで4匹釣り上げることが出来た(針掛かりが悪くバラシもかなり多かったが)。

その後AM 7:00を過ぎたあたりからパッタリと当たりが止まってしまう。

午後は再びヒメトロで攻める。PM 2:00からPM 4:00の間に八丁出島から100mは離れた沖合いで魚探に魚影が映る。水深15mほどだろうか、ヒメマスの群れに違いない。

その後この付近を徹底して攻めるが、2匹釣り上げるのが精一杯でした。

翌日に期待して早めの上がりとした。

【釣果について】

ヒメトロ: ここ数日は比較的安定した釣果が得られている様子。但し、ポイントや棚を外すと釣れないことも・・・。

八丁出島沖の狸窪側の魚影が濃かったのではと思われる。ペラを使ったトローリングは70号〜80号の錘で早朝なら9m〜12m、日中は15mぐらいまでの棚が攻めどころだと思います。

ポイントが最も重要ではありますが、タコベイトの色や棚により釣果に差が出ているようです。

レイクトローリンク: 昨年以上に今年はレイクトラウトの釣果は好状況の様子です。レッドコアを使ったトローリングでは中型(50cm〜60cm)がけっこう釣れていました。ポイントはフランス前からおかじん沖のかけあがりから大尻のシャローにかけての広範囲で釣れていました。

しかし餌(小さめのヒメマス)を使ったムーチングにはかなわないようです。レッドコアの先に針に付けた生きたヒメマスを使って30〜50ydでトローリングするとかなりの大型のレイクトラウトが食って来るようです。

ホンマスはまだ魚体が小振りです。数はかなり釣っている方も居られましたが、ヒメマスと変わらないサイズが多いようです。ホンマスのトローリングが本格的になるのは今月下旬位からではと思います。

岸釣: ゴールデンウィークの最中であったことも影響して、さすがに岸釣りはギッシリでした。湖水水位が低いこともあり良いポイントは広範囲にある。岸からのキャスティングではポイントで勝敗が決まりますので、魚の回遊がある水通しの良い場所がひとつの決め手ではないでしょうか。

しかし、ボートからのキャスティングの方が効率が良さそうです。遊魚料金は倍以上になりますが、釣れる確率も非常に高くなります。

ローボートでも良いので使用するのをお薦めします。

 

ようやく男体山に釣りを許された気分です。

 

白根山には残雪がかなりある。

 

湖から八丁出島をこのぐらいに見る場所がヒメトロのポイントでした。

 

水質はまずまずだが湖底には異常に繁殖した珪藻類が目立つ。

 

手漕ぎにエレキで十分です。

 

この日は一日中 絶好の釣り日和になりました。

 

初日の釣果。大きいもので35cmはあるヒメマス。

07年05月04日(金)

AM 3:30時点。天候快晴(当然ですが、前日同様月夜の晩です)。風は南西の微風。

気温:5.5℃ あまり寒くない。昨日のような凍結も無く快調である。

水温:オカジン桟橋前の表層で4.1℃、昨日の好天により表層がかなり温まったようだ。

AM 4:30 出船。昨日の状況から八丁出島が最適と判断して目指すことに。

明るくなりかけたAM 5:00には仕掛けが下ろせた。

八丁出島沖の昨日と同じような場所。

ひと流し目でいきなり鈴が鳴る。 なんと二本の針両方に魚が付いている幸先の良いスタート。朝食を取りに上がるAM 7:30 までに8匹の釣果でした。昨日もそうでしたが、釣れるタコベイトが決まってました。詳しくは後ほど・・・。

午後は試しにレッドコアのトローリングに挑戦しました。レイクトラウトは狙わずに国道側のホンマスの様子をうかがう事に。

国道側は殆どのポイントに岸釣りが入っています。あまり岸寄りを流す必要も無いので、魚探を見ながら岸から100m以上の沖合いを流すことに。

観音薙から岸ヶ渕までを2往復しました。当たりは数回あるものの針掛かりしたのは一匹だけで、ちょうど岸ヶ渕から13番沖へ方向を変えた時にドラッグが鳴り向う合わせで釣れたホンマスだけに終わりました。

トローリングはこれからが最盛期に向かいます。昨年は6月からホンマスが爆発的に釣れ始めた事を考えますと、中禅寺湖の本番はまだこれからです。色々と情報収集して挑戦なさってください。

 

 

昨日より早く出船する。AM 4:00には東の空が明るくなっている。

 

ユスリカのスーパーハッチはこんなに凄いのです・・・。湖面を漂っているのは全てハッチしたユスリカとその抜け殻。

 

ヒメマスの腹の中はユスリカがギッシリ。(当日の釣果です)

 

午後に釣れたホンマスはヒメマスより小さい。

 

この手の情報はあまり出ないですが・・・・・。これが今回良く釣れたタコベイト。

 

 

今年も中禅寺湖で頑張りましょう!