(写真:巻九人記品)
日本三大装飾経に数えられ、世に<慈光寺経>の名で親しまれています。
文永7年(1270)に書かれた筆者目録に
当時の関白藤原兼実(1149〜1207)の娘宜秋門院ほか九条家の人々の名があり、
これらのことからこの法華経の製作が13世紀の初めの頃と推定されています。