鳴き声

ハダカデバネズミ
学名:Heterocephalus glaber
英名:Naked mole-rat
分類:げっ歯目 デバネズミ科
分布:エチオピア、ソマリア、ケニア
すみか
たべもの
くらし
卵や子の数
活動
5〜15
光に関係
なし


今から10年ほど前に訪れたアメリカ合衆国シンシナティ動物園の昆虫館の中に奇妙な動物が飼育されていた。昆虫のような社会をもつ動物というキャプションが、ついていたという記憶がある。それがハダカデバネズミだった。それから数年、500ページを越えるモノグラフも出版され、ほとんど読めないが購入した。派手なTシャツも手に入れた。いつか飼育したい。この不思議な動物を日本に紹介したいと思いつづけていた。
夢がかなった。1998年6月12日、ニューヨークの国際野生生物保存公園(ブロンクス動物園)より送られた10頭が成田空港に、ついに到着した。先に送ってもらった、飼育の文献では、音や振動に非常に敏感だという。音に慣らすため、常に音楽を流しておけとも言われていた。
飼育室にCDをセットした。ちょうど誰かが持っていたハイファイセットのユーミン曲集。!!!ジャズかオールデイズにしようと密かに考えていたが当てが外れた。餌を与える時も、観察する時も常に聞きつづけいる。悲しいかな、すでに頭の中ではユーミンの曲がハダカデバネズミのテーマソングとなっている。