玉原高原旅行記
2010年7月
 7月10日になって、海の日を含めた3連休でどこかに出かけようという話が持ち上がり、名前は聞いたことがあるけれど、実際に行ったことはなかったので、いい機会かな〜ということでたんばらラベンダーパークに行くことに決定。

たんばらラベンダーパーク

 3連休の渋滞を回避するために、いつもよりも早起きをして出発。

 途中、1回の休憩をはさんでたんばらラベンダーパークに到着したのは、9時20分。クルマも出入口からそこそこの距離に置けて、いい感じです。
 1,300mの高原の朝は、“家よりも少し涼しい気がする”の感想を持つ程度の気温。直射日光が暑く感じる要因のようです。

 早速、大人1,000円の入場料を払って入場。
 入ってすぐのところから見える花壇を撮影。こちらに植えられているのは、マリーゴールドとサルビアです。

 それから、リフト乗り場で片道450円、往復700円のチケットのうち、片道を購入。リフト乗り場の待ち行列は10人ほどなので、2、3分待ちでリフトに乗れました。このリフトのスピードは歩くのより少し早いくらいのごゆっくりさ。
 リフトを降りたところは、風が吹くと涼しい感じがしました。
 ラベンダーは、早咲き、中咲き、遅咲きの3種類が植えられていて、7月の3連休時点では、早咲きが見頃を迎えています。
 早咲きのラベンダーが見頃なのですから、やはり高原でそれなりに気温が低いのでしょう。
 中咲きは色付き始めたかな〜くらいでしたので、1週間〜2週間後くらいに見頃になるのではないのかと、個人的に勝手に予想しています。

 想像していた以上に広くてびっくり。
 早咲きのラベンダーの花穂は、私が普段よく目にするラベンダーの花穂に比べるとかなり短め。こんなに短い花穂のラベンダーを見たのは初めてです。

 陽射しが厳しく、持参していた日傘を使用。日傘で直射日光を避けると暑さが大分和らぎます。
 日傘を持参しなくても、玉原ラベンダーパークの据置の晴雨兼用の傘を無料で貸し出しているので、そちらを使う方々もたくさんいました。
 ニッコウキスゲは玉原ラベンダーパークの公式ホームページでは見頃になっていましたが、もう見頃を過ぎている感じがしました。

 花を見て回るたくさんの方々と、日陰で涼を求めて休憩する方々。

 そろそろ、昼食に持参したお弁当を食べる場所の物色をしなければ。やはり、日陰で、できたら景色のいいところがいいですね。
 中咲きのラベンダーの花壇の1番上に行くと、木陰に入った途端、気温が全然違い、思わず「涼し〜い!」。中咲きのラベンダーは、ほぼ蕾で訪れる人も少なく、おりよくベンチが空いていたので、ここで昼食を摂ることにしました。
 ときどき、下から熱風が吹き上げて来る(笑)以外は、涼しく快適な昼食タイムになりました。

 たまに、上までくる方々も、木陰に入ると一様に「涼しい」とおっしゃるのを「そうでしょう」と心の中でつぶやきつつ聞いていました。

遠くの山は谷川岳方向

 お弁当と一緒に入れてきていた保冷剤代わりの凍らせた350mlの水は、3分の2は溶けていて、食事をしている間に、全部溶けきりました。木陰で涼しく感じていても、氷がすぐ溶ける暑さのようです。

 木陰でぼんやりくつろいでいると、「は○バスでいらした○○さま、出発時間が過ぎていますのバスにお戻りください。」とか「○売旅行でいらした○○さま、…以下同じ…」など、頻繁にアナウンスされるのが聞こえてきます。たんばらラベンダーパークがツアーで来るところだとは思っていなくて(たんばらラベンダーパークさま、すみません。)驚いてしまいました。

ラベンダーソフトクリーム

 昼食後、谷川岳が見えると書かれている展望台でほんの少し雪が残る谷川岳を見たりしながら、ゆっくりとリフトを降りた場所まで下りました。

 リフトの近くのレストランでラベンダーソフトクリーム350円を1口食べて「おいしい!」。今まで食べたラベンダー系のソフトクリーム、アイスクリームの中で最も濃厚で“ラベンダー”の印象を受けるソフトクリームでした。

 行きにリフトに乗ったところを、帰りは歩いて下ります。
 途中、たくさんの傘を持って上って行くスタッフさんを見かけ、「リフトに乗らせてもらえないんだ」と思っていたら、リフト乗り場まで降りてその理由が判明。リフト乗り場には100人以上の待ち行列。これでは、スタッフさんは乗れないはずです。
 そして、ツアーで来た方がもしリフトに乗ろうとしたら、乗れて上にいったら間もなく集合時間で…というパターンになっていたのでしょう。早めに来て、空いているうちにリフトに乗れてよかったぁ♪

寄居星の王子さまPA

 帰りの渋滞に巻き込まれないように早めに帰途に着きます。が、事故渋滞に巻き込まれ、その後の自然渋滞にしっかり巻き込まれてしまいました。あの事故渋滞さえなければ…。

 行きの休憩時にチェックして、帰りに寄ると即決した2010年6月30日にオープンしたばかりの寄居星の王子さまPA(上り)で休憩。

寄居星の王子さまPA

 熱気が足元から這い上がってくるように感じるほど暑いです。もしかしなくても、やはり高原は下界よりも涼しかったようです。
 想像以上にそれらしく造ってあります。売店には、箱根の星の王子さまミュージアムのグッズ屋さんで売っていたものと同じものが置いてあり、かなり本格的に導入したことが伺えます。

 カフェ・サン=テグジュペリで休憩。オープンカフェで、席は全て屋外のパラソルの下です。こんなに暑い日は少しツライ。

カフェ・サン=テグジュペリ


アイス・カフェ・ラテ


星の王子さま像

 アイス・カフェ・ラテを飲み終わったら、カフェ・サン=テグジュペリの近くに造られているプチ庭園をお散歩します。

 星の王子さま像を見つけて、大喜びで記念撮影をしていたら、女性スタッフさんが「お撮りいたしましょうか。」と声を掛けてきたのにびっくり仰天。箱根の星の王子さまミュージアムでも、入口前のオブジェで記念写真を撮っていたら、女性スタッフさんが同じように「お撮りいたしましょうか」と声を掛けてきていたのです。まさか、それをPAでやってしまうなんて!スゴイ!!本気度が伝わってきます。
 話のタネにぜひ1度寄ってみてください。

 渋滞で時間がかかった上に、寄居星の王子さまPAでかなり遊んで、帰路にものすご〜く時間がかかった日帰り旅行でした。