2012年度 特別展示展

壷井明 無主物

2013年2月1日(金)〜4月14日(日)

原発事故発生後、福島の人たちから聞いたさまざまな話を絵物語として描いた絵画作品《無主物》を特別展示として紹介します。



これまでの企画展

1999〜昨年までの企画展の案内はこちらのページをご覧ください。


特別展示 2013/2/1〜4/14 壷井明「無主物」

2階アートスペースにおける緊急特別企画。
東京で介護職に就きながら絵画制作を行っている壷井明さんが、「福島原発告訴団」など原発事故の責任を問う活動を応援しながら、福島の人たちから聞いたさまざまな話をもとにして描いた大作を紹介いたします。

《無主物》とは、福島県のゴルフ場の芝生に付着した放射性物質を除去するよう求めた訴えに対し、東京電力側の弁護士が「放射性物質は自分たちのもとから離れた『無主物』である」と言ったことからつけられたタイトル。
幅4mの大画面に描かれた油彩画は、被曝しながら働く福島原発の作業員や、利益を独占する人間との関係性、疎開する人びと、被曝した子どもや動物たちの姿が絵物語のように描かれています。

壷井さんはこの作品を、画廊などの展示スペースではなく、首相官邸前デモのような“路上”で発表してきました。そして、そこで出会った人びとから聞いた話をまた絵画に描き足すという手法を繰り返しています。その活動は「福島原発事故を絵物語のように描いている画家がいる」とインターネット上などで紹介され、現在、静かな注目を集めています。

今展では、絵画作品《無主物》を展示すると同時に、「絵画に描かれたもの」の解説、そして福島や仙台で行われたアクションに持参した拡大複製版の《無主物》などの関連資料を展示し、壷井さんの活動の様子を紹介します。


トークイベント「福島の現状と活動を知る」

3月17日(日)午後2時
福島第1原発事故に伴う被曝への健康不安に応えようと、市民らが募金活動を行って昨年12月に開院した「ふくしま共同診療所」の活動と診療の現状を、杉井吉彦医師にお話しいただきます。避難プロジェクト@ちばの木内敦子さん、現在福島市から米沢に避難中の3人のこどもを持つお母さんなどのゲスト参加予定。
参加自由(当日の入館券が必要です)
当日は、午後1時に東武東上線森林公園駅南口に美術館の送迎車が出ます。